「印象派の島」 (L'ile des impressionistes)
パリ郊外(Yvelines県)に"Chatou(シャトゥ)"という島がある。
ここは俗に 「印象派の島」 と呼ばれている。
画家オーギュスト・ルノワール(1841-1919)お気に入りの避暑地だったようだ。
名前の発する芸術の香りに誘われて、その島へ小旅行を試みた。
パリからRER線で約20分。
セーヌ川の中にChatouはあった。
ルノワールが 「パリ周辺で最も美しい場所」 と言ったその島は
今でも美しい。都市開発を逃れ、昔の面影を残している。
ここでルノワールが 「シャトゥでの舟遊び」(Les Canotiers a Chatou, 1879)という絵を描いた。今は絵の描かれた場所にレプリカの看板が立てられている。(写真)
100年以上前のフランスは想像できないが、きっとルノワールの絵のように
みんな帽子を被ってお酒を飲んで舟遊びをしていたのだろう。
なんと浮世離れした幸福な光景・・。でもこの光の中にいるとそれもうなずける。
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